世界最高レベルのサッカー王国南米

南米は、世界最高レベルのサッカー王国がひしめき合うエリアです。組織によるシステマティックなサッカーを展開する欧州とは、地理的にも、サッカースタイルとしても対極にあり、優れた個人技を重視したプレイが特長です。経済的にも決して裕福ではない国が多い中で、ストリートの中で培われた独特のリズムと、強力なハングリー精神を持ち、スキル、メンタル共に優れた選手たちは、世界中のクラブチームからのオファーを受けます。

特に、ブラジルとアルゼンチンは、FIFAが定める世界ランキングでも、常に1位2位争いを続ける強力なライバル関係の中で、切磋琢磨が繰り返されており、数多くの名選手を輩出しています。

ワールドカップ予選では、南米サッカー協会に所属している全10か国が、ホームアンドアウェイで、ひとつのリーグで対戦し、上位4チームが予選を通過するという豪快なルールが象徴しているように、そのような厳しい環境が、ハイレベルなサッカーを生み出す原動力となっています。