世界的なサッカー選手もプレーしている中国スーパーリーグ

世界中で設立されているサッカーリーグの中で近年特に注目されているのが、中華人民共和国のプロサッカーの1部リーグである「スーパーリーグ」です。その理由は、サッカー産業を成長戦略の一つとして取り入れた中国政府の方針にクラブチームを保有している大企業が呼応したためです。近年は、企業の豊富な資金力を背景に世界的なサッカー選手を獲得してきましたが、これがチームの財務状況の悪化を招いたため、2017年シーズンから過熱する選手獲得競争の抑制と中国人選手の出場機会の確保を目的として、外国人選手枠の縮小と新しい移籍金制度をスタートさせています。

スーパーリーグには16のクラブチームが参加しており、3月から11月にかけてホームアンドアウェー方式で2回総当りのリーグ戦が行なわれます。各試合で勝ったチームに勝点が3が与えられ、引き分けだった場合は両チームに勝点1が加算され、全30節、240試合が終了した時点でもっとも勝点が多いチームが優勝となり、下位2チームは2部リーグにあたる甲級リーグの上位2チームと入れ替えになります。近年は、中国有数のビッグクラブである広州恒大が、潤沢な資金力と戦力を背景に2011年シーズンから6連覇を続けています。